その口臭、大丈夫?歯医者が教える原因と対策

口臭の原因は歯周病や歯石の蓄積、親知らずの影響、口の乾燥などさまざまです。適切な歯磨きや歯科医院での定期的なケア、生活習慣の見直しによって予防・改善が可能です。口臭が気になる場合は、早めに専門の診察を受けましょう。

口臭は他人に不快な印象を与えるだけでなく、口腔内や全身の健康状態を反映している場合があります。一時的なものから慢性的なものまでさまざまな原因がありますが、特に歯や歯茎のトラブルが関係しているケースが多く見られます。

この記事では、口臭の主な原因と、それぞれの対策について詳しく解説していきます。

口臭の主な原因

口の中の細菌の繁殖

口の中には無数の細菌が存在し、食べかすや古い細胞を分解する過程でガスを発生させます。特に舌の表面に溜まった細菌や、歯と歯の間に残った汚れが臭いの原因となることが多いです。

歯周病による影響

歯茎に炎症が起こると細菌が増殖し、膿が出たり、出血したりすることで特有の臭いが発生します。進行すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯が抜け落ちる原因にもなります。軽度のうちは自覚症状が少なく、気づかないうちに進行していることがあるため注意が必要です。

親知らずの影響

親知らずは磨きにくい位置に生えていることが多く、周囲に汚れが溜まりやすくなります。さらに、半分埋まっている場合は歯茎の奥に細菌が繁殖し、炎症を起こしやすくなります。これにより膿や出血が生じ、不快な臭いが発生することがあります。

歯石の蓄積

歯垢が固まることでできる歯石には細菌が付着しやすく、その細菌が繁殖すると臭いを発生させます。特に歯の裏側や歯茎の境目に溜まった歯石は、歯ブラシでは除去できないため、放置すると悪化しやすくなります。

体調不良や病気の影響

胃の不調、糖尿病、肝臓や腎臓の病気なども口臭の原因となることがあります。特に、腎臓病ではアンモニアのような臭いがすることがあり、糖尿病が進行すると甘酸っぱい臭いを伴うことがあります。また、がんが原因となる場合は腐敗したような強い臭いが出ることがあるため、注意が必要です。

口の乾燥

唾液には口の中を清潔に保ち、細菌の繁殖を抑える役割があります。しかし、ストレスや加齢、口呼吸の習慣によって唾液の分泌が減少すると、細菌が増えて臭いが発生しやすくなります。

口臭を防ぐための対策

歯科医院での定期的なメンテナンス

歯石は一度付着すると歯ブラシでは取り除けないため、歯科医院でのクリーニングが必要です。特に、歯茎の奥深くに入り込んだ歯石は、自分では除去できないため、定期的なメンテナンスを受けることが口臭予防につながります。

正しい歯磨き方法を身につける

毎日の歯磨きで磨き残しがあると、細菌が増殖しやすくなります。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを活用し、歯と歯の間の汚れをしっかり取り除くことが大切です。

舌の清掃を習慣化する

舌の表面には細菌が付着しやすいため、専用の舌ブラシを使って定期的にケアすると効果的です。ただし、強くこすりすぎると粘膜を傷つける可能性があるため、適度な力加減で行うことが重要です。

生活習慣を見直す

食事の内容や生活習慣も口臭に影響を与えます。糖分やアルコールの摂取を控えめにし、野菜や果物を多く取り入れることで唾液の分泌を促すことができます。また、こまめに水を飲み、口の中を潤すことも口臭対策になります。

口の乾燥を防ぐ

唾液の分泌を増やすために、ガムを噛んだり、よく噛んで食事をすることが推奨されます。また、寝るときに口呼吸にならないように意識し、必要であれば鼻呼吸を促すテープを利用するのも効果的です。

まとめ

口臭は日常のケアをしっかり行うことで予防・改善できる場合が多いですが、歯周病や親知らずの影響が疑われる場合は、専門の診察を受けることが大切です。慢性的な口臭に悩んでいる場合は、一度歯科医院で検査を受け、適切な対処を行いましょう。